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太宰治行きつけのバー「ルパン」~銀座。TBS「プレバト!!SP」プレバト!! [東京都・中央区]

「ルパン」


東京文学散歩で芸能人俳句No.1決定スペシャル。
2014年3月20日放送



銀座みゆき通りに超有名なバーがある。

といって、
今流行りのキャバクラやオカマバーなどではない。

はたまた、
政界や財界の大物や超有名人の某氏の愛人が
ママやホステスをしている
といった類の店でもない。


その名は「ルパン」

1928年(昭和3年)、
里見弴・泉鏡花・菊池寛・久米正雄ら
多くの文豪の支援を受けて開店した。

そのため、
永井荷風・直木三十五・武田麟太郎・川端康成・
大佛次郎・林芙美子など文壇関係者、
藤島武二・藤田嗣治・有島生馬・安井曽太郎・岩田専太郎・
東郷青児・岡本太郎など画壇関係者、
古川緑波・小山内薫・宇野重吉・滝沢修などの演劇界関係者らの
著名な文化人たちが常連だった。


開店当時は、
「カフエー」という、
女給のサービスでお酒を飲ませる洋風の酒場スタイルだったが、
1936年(昭和11年)、
現在のようなカウンター・バーに改装した。

やがて戦争が始まり、
1941年(昭和16年)には洋風の店名は禁止されたため、
「麺包亭(ぱんてい)」と名乗った。

戦争中は一時閉店、
東京大空襲で銀座も焼けて、
店は奇跡的に残ったものの、
営業は困難を極めた。

戦争は終わったが、
今度は、
飲食営業緊急措置令で酒類の販売は出来ず、
1946年(昭和21年)1月にコーヒー店として再開、
1949年(昭和24年)5月に酒類が自由販売になるまでは、
酒の仕入れも苦労した。

どこを探してもまともな酒が少なく、
庶民は闇市で入手した「カストリ」と呼ばれる密造酒を飲んでいた。

しかし、
中には、
メチルアルコール入りの工業用のものに手を加えた
「バクダン」と呼ばれる粗悪品も横行し、
これを飲んで死亡したり、
失明したりした例が見られた。

更に詳しく知りたいなら、
ここへ行くべし。

http://www.jarinko.com/monograph/bakudan.htm


そんな時代でも「ルパンなら安心」と、
作家や出版関係者を中心に、
大勢の客が戻ってきた。

その中に
織田作之助・坂口安吾・太宰治など無頼派と言われる作家がおり、
また同時期に
木村伊兵衛・濱谷浩・秋山庄太郎などの写真家の来店も多かった。

林忠彦もそうした中のひとりであり、
彼が撮影した無頼派三氏の写真は
特に有名になったので、
国語の教科書などでも見たことがあるに違いない。


また、
一階の方には
地下とは別のお馴染みが出来ていて、
1960年代には
サトウ・サンペイ・ 小松左京・星新一・後藤明生などが訪れた。


その他、
東大病理学教室の緒方知三郎博士ら
医学界重鎮でも賑わっていた。


銀座ルパン.jpg

詳しくはここ。

http://home.u06.itscom.net/lupin/aboutlupin.html


さて、
そのような素敵なバーなら、
ぜひ一度行ってみたいが、
さぞかし高かろうって?

どうだろうか?

ルパン。.jpg

おつまみも、
一番高いのが「オイルサーディン・セット」で
1155円。

これは2人用であるから、
安いと言える。

「チャージ(お通し付)お一人様840円を頂戴いたします」

というだけなのである。

若いだけが取り柄のキャピキャピギャルとの時間ではなく、
或いは、
海千山千の熟女の手練手管に鼻の下を伸ばす時間でもなく、
本当に上質な酒を酌み交わしながら、
本当に知的な会話で楽しむ、
そんな洗練された
最高に贅沢な時間を過ごしたくはないかな?


●ルパン

http://www.lupin.co.jp/

住  所:〒104-0061
     東京都中央区銀座五丁目5番11号 塚本不動産ビル地階

電  話:03-3571-0750

地図。https://goo.gl/maps/mFaeC





太宰治についてはここを見てくれたまえ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%AE%B0%E6%B2%BB






Amazon。太宰治




●太宰治文学サロン(三鷹市芸術文化振興財団)

http://mitaka.jpn.org/dazai/

太宰治は三鷹下連雀に
昭和14年から亡くなる23年までの
約10年という月日を過ごした。

この文学サロンでは
太宰治の原稿や作品群を展示するほかに、
マップ、絵はがき、一筆箋、Tシャツ、鉛筆、しおりなどの
オリジナルグッズも購入できる。


〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-16-14 グランジャルダン三鷹1階

Phone/Fax: 0422-26-9150

【開館時間】10:00~17:30 入館無料

【休館日】月曜日、年末年始(12月29日~1月4日) ☞今月の休館日
     ※月曜日が休日の場合は開館し、その翌日と翌々日休館

地図。https://goo.gl/maps/p4HSI





●霊泉山・禅林寺

http://www.zenrinji.jp/


境内には
玉川上水で愛人と入水した太宰治の墓がある。

墓は森鴎外の墓の向かいにある。

1922年(大正11年)7月9日に亡くなった森鴎外は
元は向島弘福寺に埋葬されたのだが、
この寺が消失したので、
1927年(昭和2年)に、
ここ三鷹禅林寺に移されたのである。

太宰治の墓については、
鴎外を尊敬していた太宰自身の希望により
ここに建てられた。

しかし、
この寺を太宰の墓所に定める際は、
檀家の猛烈な反対にあい、
慈悲深い当時の住職が説得したということだ。

毎年誕生日(命日は6月13日)である6月19日には、
太宰を偲んで桜桃忌が開かれる。

大勢のファンが訪れる有名な寺である。


●黄檗宗 霊泉山 禅林寺

三鷹駅南口下車 徒歩10分/バス八幡前下車

〒181-0013 東京都三鷹市下連雀4-18-20 

TEL:0422-44-8365(代表)

地図。https://goo.gl/maps/r0OOe




●太宰治が入水した
三鷹市御殿山1丁目の万助橋交差点付近


https://goo.gl/maps/ULxqW




●三鷹の森ジブリ美術館

http://www.ghibli-museum.jp/


三鷹市にはゆかりの深い作家が多く、
あちこちにモニュメントもある。

詳しくはここ。

http://www.mitakanavi.com/spot/street/bungaku_monument.html







「元気で行こう 絶望するな
   では、失敬」


   by 食いしん坊主・たりらんらん  yun_2781_mo.jpg



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