７０年ぶりに甦った幻のそばを食べる！！「遊蕎心（ゆうきょうしん）泰庵 （やすあん）」～千葉市。。。日本テレビ「ヒルナンデス」

「遊蕎心（ゆうきょうしん）泰庵 （やすあん）」


日本テレビ「ヒルナンデス」
２０１４年３月２４日放送。


「千葉房総　今が旬！」

ということで、
やってきたのが千葉市。


ＪＲ千葉駅でモノレールに乗り換えて、
3つ目の天台駅で降り、
そこから数分くと、
「千葉在来　まぼろしのそば」
と書かれた幟旗が風に揺らめく店がある。


ここが「遊蕎心・泰庵（やすあん）」である。


「まぼろしのそば」とは
千葉在来種のそばのことである。


その「千葉在来」とは
千葉市若葉区野呂町の土屋徳多郎さんの祖父が
埼玉県越谷から明治年間に野呂町に持ち込んだそばで、
以来三代百数十年に亘って
同地で栽培が続けられたものだ。

しかし、
そのそばは７０年以上も前に
絶えてしまったと思われていた。

ところが、
数年前のこと、
その蕎麦種がある農家の天井裏で発見された。


その種を少しずつ増やして、
２０１１年には、
ようやく１トン近くが栽培されて完全復活した。



その復活プロジェクトから指名されて、
まぼろしの蕎麦を打つ店に選ばれたのが
「遊蕎心・泰庵」である。

亭主の持木泰ニさんは
２７歳から機械でそばを打ってきた職人だった。

それが、
平成１６年の１月に５０歳の誕生日を迎えたのをきっかけに、
手打ち蕎麦屋「泰庵」を開いた。

蕎麦の手打ちの技術は
あちこちの店を巡ったりして、
独学で身につけた。


料理の技は、
大阪で修行してきて、
割烹料理屋を開いていた兄に習った。

また、
幸いだったのは、
持木さんの趣味は釣りで、
もともと魚料理が得意だったことだ。


だから、
この「遊蕎心・泰庵」は蕎麦屋でありながら、
魚料理が信じられないくらいうまくて安い。


それはそうだ。

持木さんが自ら釣った魚や、
市場で目利きしたものがふんだんに使われているからだ。


さて、
肝心の蕎麦であるが、
平日には３種類、休日には７種類の手打ちそばが食べられる。

例えば、
「三色せいろ」だと、
小麦粉のつなぎが２割入った「二八そば」
千葉在来だけの「「極上粗　一本挽き」
こちらも千葉在来のみの「細打ち　十割」
が盛り合わせで出てくる。


千葉在来というそばは
粘りが強く、甘みが強く、味が濃厚だ。

味わった人からは
「もちもちしている」
「今まで食べたことがないそば」
という声が聞かれる。


そばつゆも「辛じる返し」という
持木さんが考案した
非常に手間も時間もかかったもの。

だから、
まぼろしのそばの味を更に引き立てて、
後味もスッキリ美味い。




また、
特筆すべきは「そば湯」。

通常は、
単に、蕎麦のゆで汁であるが、
ここのは違う。


そば粉と湯で、
わざわざ作るのだ。

当然ながら、美味い。


貴重なそば粉であるから、
それがなくなり次第、閉店される。


「泰庵」の客は
電車やバスを乗り継いだりして
わざわざ遠くから来る人が多い。

車でくる人の中には、
あらかじめ代用車を頼んである人もいるほどだ。

また、
外国帰りの人で、
成田空港から電話を掛けて直接来流人が多いのも
この店の特徴である。




詳しくは

http://diamond.jp/articles/-/17646


●遊蕎心　泰庵

住所：千葉県千葉市稲毛区作草部1－9－14

電話：[phone]

営業時間：11：30～14：30　17：00～21：30
（※蕎麦売り切れ次第終了）　

定休・火曜

地図。https://goo.gl/maps/AX0SS





また、
「千葉在来そば祭」が
去年、一昨年と１２月には開催されている。

ここでは、
一般の人も「千葉在来」を使ったざるそばが
数量限定で食べられる。

他にも、
「千葉在来」そば粉や花苗などの販売もある。　　


詳しくは

●千葉在来普及協議会

http://www3.ocn.ne.jp/~daiwa243/


　　　by 食いしん坊主・たりらんらん

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